Walls Of Jerico をレビューする

今回は Walls Of Jerico (1985.12) について。

収録曲数は、8曲であり、前作Helloween(ミニアルバム,1985年2月発売)よりも3曲多い。双方ともに1985年にリリースされていることから、スケジュール的にかなりストイックだったことが窺えます。

収録曲はどれも粒揃いというか、かっこいい曲ばかり。

また、カイ・ハンセンのボーカルをHelloweenで聴けるのは、このアルバムで最後。

カイについていえば、彼は今回のアルバムにて全力を出しきっているという印象。前作同様、自分自身が作詞・作曲した楽曲にはよく歌えている。しかし、ヴァイカートの作曲した楽曲については特に Reptile など、歌詞の世界を表現できていないものが目立つ。

今になって考えると、1985年時点のカイのプレイスタイルがHelloween(ヴァイカートの作詞した楽曲)の求める形とミスマッチしているのは明らか。

全体の聴きやすさは、イマイチ。単純に曲を作り、並べて、仕上げたのだな、と思ってしまった。コンセプトは感じられません。このことは、後に、前作(ミニアルバム)と今作とJudas(シングル)の楽曲を集めたバージョンの Walls Of Jerico を発売していることからも明らか。

注目すべきなのが、Guardians(ヴァイカート作曲)。この曲は、サビのメロディーが爽快であり、歌詞の内容は次回作の Keeper of the Seven Keys と関連しています。この楽曲を元にして次回作が作られたといっても過言ではありません。

好きな曲順に並べると

〈 大好き 〉
Heavy Metal (Is The Law)

〈 好き 〉
How Many Tears
Ride The Sky
Guardians
Gorgar

〈 普通 〉
Metal Invaders
Reptile
Phantoms Of Death

点数をつけると

好きな曲がある・・・10
アルバム全体のまとまり・・・2
聴きやすさ・・・3
雰囲気・・・3
カイのボーカル・・・6
ギターワーク・・・6
インゴのドラム・・・6
満足度・・・5
繰り返し聴ける・・・2
人に薦められる・・・2

合計(100点満点)・・・45

まぁ、こんなものでしょう。過密スケジュールの中で作られた作品だったのです。

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