新人賞一覧、おもしろい小説を書くために、締切日と賞金

あまりにも種類の多い新人賞。作品を完成させたとしても、どれに応募しようか迷ってしまう。どの新人賞にも賞金がついているし、受賞すると書籍を出版させてもらえるかもしれない。どれに応募しようか。

とはいえ、どの新人賞も応募数は1000作を超えるという。とんでもない数である。おそらく審査を担当している人は他の仕事をこなす傍、応募作品に目を通している。であるなら、目にした瞬間にダメだと思うような作品はろくに読まれずして、最低の評価がついてしまうだろう。「論外」。一つの作品に目を通す担当者は2人以上であるはずだが、あまりにも印象が悪いと、そのまま落選してしまうかもしれない。

それで、対策を立てて物語を書いたところで、余程のテクニックがないとバレてしまうだろうし、新人賞を取るために小説を書くことくらい虚しいことはないと思う。小説を書きたいから書くのであって、受賞して本を出版したいから書くわけではないのだ。出版社の担当者も、賞を取るために物語を書くのはよした方がいいと応募者に呼びかけている。その通りだ。

どの新人賞でも、ある程度のレベルに達していない作品は、1次審査で落とされるという。裏を返せば「よく書けている作品は1次審査では落ちない」ということになる。まずは、おもしろい作品を書くための自力をつけた方がよい。そのための新人賞と考えるべきだ。というのは、小説を書くことほど面白い行為はなくて、自分の書いた作品が人に読まれて「おもしろい」と思われる作品ならば、こんなに素晴らしいことはないからである。そこを目標にして、新人賞に挑戦するべきだ。おもしろい作品を書くために新人賞に応募するのである。これなら落ちたとしても精神的に受けるダメージは少ない。

ところで、落ちたとしても、今は「小説家になろう」などのSNSサービスがインターネットにある。新人賞を受賞することだけが作家として活動していくための入り口ではない。また、アマゾンの電子出版サービスをうまく利用すれば、出版者を介さずに自分の書いた作品によって収入を得ることだって出来る。

どうすればよいのだろうか。

まずは、書く力を高めることである。

以下は、新人賞の一覧である。もっと多くあったのだが、自分に関係の無さそうなものは、省いた。「ミステリー」「ホラー」「少女系エンターテイメント」などである。あまりにもマイナーそうなものも、除外した。それでも20もある。

たぶん、受賞しにくそうな賞に応募する。そうして1次選考にも通らないようなら、「論外」ということだ。

締切 新人賞 応募枚数

1月10日 ロマン大賞 381
(2012年) 250枚〜350枚
大賞 楯 100万円

1月31日 小説現代長編新人賞 841
(第6回) 250枚〜500枚
賞状 300万円

3月31日 角川ビーンズ小説大賞 534
(第11回) 150枚〜300枚
大賞 トロフィー 300万円

3月31日 角川ルビー小説大賞 1枚につき40字×30行の書式で、65枚以上134枚以内。

3月31日 ホワイトハート新人賞 78
(2012年下期) 1枚に40字×40行で85枚〜100枚程度

3月31日 文藝賞 2022
(第49回) 100枚〜400枚
万年筆 50万円

3月31日 小説すばる新人賞 1423
(第25回) 200枚〜500枚
単行本化 200万円

3月31日 新潮新人賞 1933
(第43回) 250枚以内
特製記念ブロンズ楯 50万円

3月31日 すばる文学賞 1420
(第36回) 100枚程度〜300枚
記念品 100万円

4月30日 日本ファンタジーノベル大賞 713
(第24回) 300枚〜500枚
大 賞 500万円

5月10日 ウィングス小説大賞 250枚以内
大賞 50万円

6月20日 オール讀物新人賞 2169
(第92回) 50枚〜100枚
50万円

6月30日 文學界新人賞 2223
(第115回) 100枚程度
記念品 50万円

6月30日 さきがけ文学賞 237
(第29回) 100枚〜150枚
入選 ブロンズ像 ANA国内線任意1区間往復ペア航空券 50万円

6月30日 ポプラ社小説新人賞 690
(第2回) 200枚〜500枚
記念品  200万円

7月10日 ノベル大賞 693
(2012年) 95枚〜105枚
大賞 楯 100万円

9月30日 小学館文庫小説賞 590
(第13回) 40字×40行のA4サイズの用紙で75枚(12万字)から200枚(32万字)まで。
小学館文庫小説賞 100万円

10月31日 群像新人文学賞 1618
(第55回) 250枚以内
50万円

12月10日 太宰治賞 1212
(第28回) 50枚〜300枚
記念品 100万円

12月31日 文學界新人賞 2223
(第115回) 100枚程度
記念品 50万円

本当に、いろいろあるのだな、と思ってしまう。