マーカス・グロスコフ の経歴

マーカス・グロスコフ(Markus Peter Grosskopf)について。

生年月日:1965年9月21日

出身地:ドイツ北部、ハンブルク(Humburg)

マーカスの家族は、現在、ハンブルク、アメリカ、カナダ、南アフリカなどに住んでいる(そうです)。

音楽活動

マーカスは15歳の時にベースの演奏を始めました。ギターリストとドラマーの友人に「ベーシストが足りていないから」という理由で誘われたのがきっかけです。

そのバンドが演奏したのは、Sex Pistols や Ramons で、マーカスはもっとヘヴィなサウンドを求め、バンドを脱退。

次に加入したのが、カイ・ハンセンの Second Hell 。このバンドはHelloween の前身であるバンド。

Second Hell は、マーカスが加入した後にバンド名を Iron Fist と改めます。

加入時期はヴァイカートよりも早い。ヴァイカートが加入したのは、バンド名がIron Fist に変更されてから。

ヴァイカートが加入したのちに Iron Fist は バンド名をHelloween に改め、レコード会社(ノイズ・レコード)と契約し、1984年にコンピュレーションアルバム「Death Metal」に楽曲を2曲提供します。

Helloween 外での活動

Shock Machine

Helloweenがノイズ・レコードと交わした契約は非道なものでした。そして、バンドはレコード会社を訴えるわけですが、係争中には契約によって、Helloween として活動することを禁じられています。

仕方なく、マーカスは新たなバンドを結成します。そのバンドの名前はMr. Prooster。結成当時はインゴ(ドラマー、1993年3月没)も参加していました。マーカスが作ったというより、Helloween から派生したバンドであると表現した方が適当かもしれません。

そうして、係争が終わった後も Mr. Prooster は活動を続け、バンド名を「Shock Machine」と改称し、1998年3月にはアルバムを発売します。

アルバム名は Shock Machine 。12曲あるうちの9曲は、マーカスがメロディーを作っています。残りの3曲のうち1曲はオジーオズボーンのカバー曲。作詞を含めるとオリジナル作品(11曲)すべての制作にマーカスが関わっています。

このことから、Helloween が結成された当時から、作曲には興味があったといえます。

また、Shock Machine を発売した当時のメンバー(Shock Machine)にウリ・カッシュがいます。ウリは、このアルバムで2曲、メロディーを提供しています(作詞はマーカス)。

Helloween が The Dark Ride (2000年) が発売される前の出来事です。この時点では、メンバー同士の関係はそこまで悪くありません。

しかしながら、The Dark Ride のツアー後に、マーカスとウリは大喧嘩するに至ります。

ウリは音楽的な才能がありすぎて、 ドラム以外の楽器をも器用に操ります。ギターも弾けるものですから、ついでに作曲もするのです。

マーカスも作曲をするのですが、なぜか彼の曲はアルバムに収録されず、ウリの作った曲は大いに採用されます。

大喧嘩するに至った原因は単純ではなく、それこそ様々な出来事によって引き起こったはずですけれど、この不思議な選曲方法にマーカスが不満を募らせていたのは、想像するに難くないことです。

Shock Machine が発売したアルバムは1998年のファースト・アルバムのみです。

Shock Machine
1st アルバム

BassInvadars

マーカスは2007年、再度別の場所での活動を試みます。次はバンド活動というよりも、プロジェクトです。ギターリストは抜きにして、ベーシストとドラマーのみの構成でコンサートを開くというもの。ボーカルは歌えるベーシストが担当します。

参加人数は脹れ上がり、スケジュールの調整に半年以上かかったといいます。

時期でいうと、Keeper of the Seven Keys – Legacy が大成功し、続くアルバムも素晴らしい出来上がり具合だとして、業界全体が大いに盛り上がっている時でもありました。勢い余って、Unarmed みたいなメタルアルバムとはいえない産物まで市場に投入しても、受け入れられてしまうほどに。

すごく勢いづいている時です。

マーカスは忙しいスケジュールの合間にプロジェクトを進めていたといえます。アンディと同様に、マーカスも他の場所で活動をしなければ気の済まない心持ちなってしまうのしょう。それだけ Helloween のメンバーとして活動していくのが厳しいということです。

1st アルバムが発売されたのは、2008年1月25日、ドイツにて。収録曲数は14曲、マーカスはそのうちの5曲を手掛けています。そして、ボーナストラックとして、Eagle Fly Free が収録されています。

バンド名の考案者

マーカスはバンド名の考案者。バンド名の候補として、Halloweenが挙げられていたときに、この単語に含まれる「a」を「e」に置き換えれば「Hell」という単語が出来上がり、メタルバンドっぽい、という論を展開しました。

作品

マーカスの作品についていえば、バンド創設から The Dark Ride までは、シングルのおまけ曲として収録されるのみでした。しかし、ローランドとウリの脱退をきっかけにして、Rabbit Don’t Come Eazy (2003) からアルバムに楽曲を提供し始めています。このアルバムでは3曲収録されました。Hell Was Made In Heaven が有名です。

Rabbit Don’t Come Easy

今ではすっかりバンドのメインソングライターですが、以前はそうではなかったということです。

そうして、Straight Out Of Hell (2013) では、マーカスが書いた楽曲のタイトル(Straight Out Of Hell)は、アルバム名としても採用されました。Helloween が収録曲名をアルバム名とて採用するのは、それまではあまりなかったことで、例を挙げると、

・Keeper of the Seven Keys
( Pink Bubbles Go Ape は、この際、曲に含めないことにします。)
・The Time of the Oath
・The Dark Ride

くらいでした。

このことから、ファンのみでなく、バンドメンバーやプロデューサーも、今ではすっかりマーカスの作品に期待しまくっている、と考えることができます。あるいは、彼に自分の立ち位置をもっと自覚してもらうよう、プレッシャーをかけているのです。

以前はシングルのおまけ曲くらいの用途でしか楽曲を提供していなかったマーカスですが、今ではアルバムを大いに盛り上げています。

ボーナストラック

Gambling With The Devil マーカス、大活躍アルバム

また、Gambling With The Devil 以降のアルバムに注目すると、ボーナストラックのほとんどがマーカスの作品である事がわかります。

Gambling With The Devil  3/3
7 Sinners  3/3
Straight Out Of Hell  2/3
My God-Given Right  3/5

14曲中11曲も使われています。そして、本編が終わったあとにアルバムを大いに盛り上げてくれます。7 Sinner での3曲についていえば、本編に新たな意味を追加しているといえるほどの内容です。

また、Mrs. God(シングル)が発売された時に、「カップリング曲がカッコイイ」と評判になったのですが、その曲はマーカスが書いたものでした。作品のタイトルは My Life For One More Day です。

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