Iron Maiden ー The Trooper ー Lyrics(歌詞)和訳、解説付き

Lyrics

” The Trooper “

[ Harris ]
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You’ll take my life but I’ll take yours too
You’ll fire your musket but I’ll run you through
So when you’re waiting for the next attack
You’d better stand there’s no turning back.

The Bugle sounds and the charge begins
But on this battlefield no one wins
The smell of acrid smoke and horses breath
As I plunge on into certain death.

The horse he sweats with fear we break to run
The mighty roar of the Russian guns
And as we race towards the human wall
The screams of pain as my comrades fall.

We hurdle bodies that lay on the ground
And the Russians fire another round
We get so near yet so far away
We won’t live to fight another day.

( guitarsolo : adrian, dave )

We get so close near enough to fight
When a Russian gets me in his sights
He pulls the trigger and I feel the blow
A burst of rounds take my horse below.

And as I lay there gazing at the sky
My body’s numb and my throat is dry
And as I lay forgotten and alone
Without a tear I draw my parting groan.

和訳

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翻訳者:MIZ

” 生存兵 “

あなたが私の命を奪うときには、私もあなたの命を奪う
あなたが火炎放射器を吹きつけるなら、私はあなたを突き刺す
あなたは、次の攻撃の機会を待っているとき、立っていた方がいい
引き返す場所はない

トランペットの音がなり、戦闘が始まる
けれど、この戦場では、誰かが勝利することはない
硝煙臭と馬の吐息
私は、万死に向かって、突撃している

馬は恐怖に冷や汗を流し、私たちは退散する
ロシア製の銃が、爆音を上げる
私たちが、人だかりに向かって駆けているとき、
仲間の兵士の倒れながら、苦痛に悲鳴を上げた

私たちは、地面に転がる亡骸(なきがら)を、飛び越える
そして、ロシアの炎は、勢力を増すばかり
私たちは、近くまで来たものの、ここからが遠い
私たちは、明日まで生きられないだろう

( guitarsolo : adrian, dave )

私たちは、戦うためには十分な場所まで近付く
ロシア兵が、私を、確認するとき
彼(ロシア兵)は引き金を引き、私は突風を感じる
強烈な爆撃が、私の馬を、地面に倒す

そして、私は地面に横になりながら、空を見つめる
体は麻痺し、喉は乾いている
そして、私は、忘れられ、一人で、横になっている
涙を流さずに、私はうめき声を出した

(↓ この曲が収録されているアルバムです。)

解説

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歌詞中には、ロシア人が敵国の兵士として登場します。主人公はイギリス人です(たぶん)。歌詞には書かれてありませんが、スティーブは、戦争についての歌詞を書くときには、イギリス側の視点で物語を書く傾向があるようです。Invaders などがそうでした。(Run to the Hills は、例外です。あれはアメリカの先住民族の視点で書かれた物語でした。)

今回の歌詞には、馬が登場します。なので、時代は古いです。

〈 英露戦争 〉
イギリスとロシアの間で起こった散発的な戦争です(1807 ー 1812年)。イギリスがデンマークを攻撃したことをきっかけにして、ロシアがイギリスに宣戦布告したとされています。おそらく、この戦争についての歌詞です。

〈 ストーリー 〉
第一段落(ブロック)で語られているのは、主人公の意気込みです。まだ戦闘は始まっていません。「あなたの命を奪う」だとか「あなたを突き刺す」とかいう描写は、あくまでも、主人公が頭に描く絵です。時間が進むにつれて、そんなことを考えている余裕は無くなります。

第二段落から、戦闘が始まります。開始の知らせは、トランペット(Bugle)の音です。火器の硝煙臭があたりに漂っています。

第三、四段落は、移動中の様子を描いています。主人公は敵陣へ向かっています。

第五段落。主人公の部隊は、敵陣の間近まで来ています。歌詞中に「いつ戦闘が始まってもおかしくないほど、十分接近している(We get so close near enough to fight)」と書かれてあります。そして、主人公は、ロシア兵に見つかってしまい、攻撃されます。戦闘が始まります。勝負は一瞬だったようで、まず主人公の乗る馬の倒れるシーンが描写されます。馬が地面に倒れた、と書かれてあります。

第六段落。馬が倒れるほどの爆撃を受けたのですから、当然、騎乗手は深手を負っています。主人公は致命傷を受けました。地面に横になっています。彼の体は麻痺している(My body’s numb)、と書かれてあります。これから絶命するところです。

要するに、兵士が、敵陣に突撃して、やられた、という内容です。

感想

スティーブは、明らかに、歌詞を書くのが上手くなっています。アルバムが発売されるごとに、レベルが上がっているように思います。本アルバムの Eagle Dare もそうだったのですが、The Trooper にも、これといった欠点がありません。支離滅裂な箇所がないのです。非常によく出来ています。

メロディーはいいし、歌いやすいし、歌詞はわかりやすい。そして、構成がシンプル。典型的な良曲です。

〈 邦題 〉
「明日なき戦い」というのが、この曲の邦題です。見事な表現だと思います。

ところで、Iron Maiden の曲に付けられた邦題を見て、私がいつも思うことは、「邦題の付け方が的確」ということです。ライナーズノートに和訳を提供している翻訳者は、かなりの英語力だと思います。歌詞中の世界を短いフレーズで的確に表現するときには、ユーモアのセンスが問われるのはもちろんなのですが、確かな英語力も要求されます。要約問題なのですから。

それで、まず、英文だけを読みながら和訳したあとに、既存の邦題をみると、「あぁ、その通りだな」と思うわけです。すごいな、と。そして、自分がインターネット上で和訳する意味があるのかとすら思っていまします。ここまで見事な邦題を付ける人が、和訳を既に書いているなら、私がこれから和訳を試みる意味は二番前じに等しいと思ってしまうのです。というのは、私が歌詞の試みている動機は、既存の和訳に語訳が多く、文意も間違っていると思うことが、他のバンドの歌詞を読んでいて、今までによくあったからです。

Iron Maiden の和訳について言えば、一応、着手しましたし、最後までやりきる所存ですが、国内版のアルバムを持っている方にとっては不要だと思います。まぁ、国内版のアルバムをもっている人というのが、そんなに多くはないはずから、和訳をしているというのもあります・・・。みんながみんな初回限定版を持っているわけではありません。また、いくら Iron Maiden が日本国内で人気のあるバンドだからといって、ファン全員が国内盤ばかりを集めているわけではありません。ファンの中にはインポート版を持っている人も多いと思うのです。そして、インポート版を持っている人は、歌詞の内容に不明な点があったとき、頼るべきところは、ネットくらいしかありません。そこに情報が不足していると思うので、私は歌詞の和訳を試みています。

みなさんの持っているアルバムは国内盤ですか? そして、日本語訳は付いていますか?

あるいは、ネットの動画サイトで視聴しているだけですか?(それでもいいと思います。今はそういう時代だと思います。)

もしも、MIZ の和訳に間違っていると思う箇所がありましたら、日本語版のリマスターアルバムを購入してみるのがいいと思います。Iron Maiden なら、きっとまともな和訳がついているかと思います。

(↓ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

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