HELLOWEEN とは、音楽スタイル、ボーカリストについての議論

HELLOWEEN はドイツのヘヴィ・メタルバンドです。1980年頃に結成されました。正確な情報は別の記事で述べさせていただきます。今から約30年も前に結成されたのです。結成当時から在籍しているメンバーの年齢は、50歳以上です。

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1985年、結成時は4人でした。

読み

バンド名は英字で表記されておりますので、日本語にしますと少し変に聞こえるかもしれませんが、「ハロウィン」と呼ばれることもあれば、「ヘロウィン」と呼ばれることもあります。雑誌にバンド名が記載されるときには「ハロウィン」と書かれる場合が多いかと思います。どちらで呼んでも構わないと思いますけれど、「ハロウィン」と呼ぶのが一般的です。雑誌で「ハロウィン」と書かれる場合がほとんどですので、それに合わせてファンの方も「ハロウィン」と呼ぶようになったのかもしれません。

HELLOWEENは、ドイツ人によってバンドが結成されました。ドイツは英語で「Germany」と表現されることから、HELLOWEENだけではなくドイツ人が主体となっているバンドのことを総称して「ジャーマン・メタルバンド」と呼びます。ジャーマン・メタルといえば、あぁ、ドイツのバンドね、というふうに解釈されます。

日本人からすれば、外国のヘヴィ・メタルバンドなんですね。

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1987年、マイケルキスク(vo)
が加入し5人になります。

曲がメロディアス

それで、呼ばれ方はいろいろありまして、HELLOWEEN の奏でる音楽についていえば、「パワー・メタル」とも呼ばれますし、「スピード・メタル」とも呼ばれます。他には、「メロディック・メタル」、「クラシック・メタル」、「シンフォニック・メタル」と呼ばれることもあります。他にもあるかもしれません。あまりにも多くありますので、ジャンルというよりも、音楽性について議論するための形容詞と表現した方がよろしいかもしれません。

どうしてこういったことが起こるのかといいますと、言葉を管理する組織がないからです。自由なのです。誰がどのバンドについて何と表現しようが、それはそれで構わないといったふうなのです。「この現象は〇〇〇という用語です。」などといって言葉の乱れを抑制する文部科学省のような機関がない。だから、いろいろな用語が生まれます。おもしろいですよ。

それで、「メロディック・メタル」と表現されるHELLOWEEN なのですが、この言葉の通り、曲はメロディアスです。ちょうど日本で流行した演歌のように、サビのメロディーで聴く人を感動させるような曲がほとんどです。

または、「クラシック・メタル」と呼ばれるように、メロディーの美しい曲がアルバムに収録されております。

意外かもしれませんけれど、クラシック音楽とヘヴィ・メタルはよく比較されます。クラシック音楽といえば、バッハやモーツァルト、ベートーベンを思い浮かべる方は多いかと思います。その通りです。穏やかで艶やかなメロディーで人の心を落ち着かせるクラシック音楽。これと対称的かと思われるほど野蛮で暴力的な「ヘヴィ・メタル」が「クラシック音楽とよく似ている」といわれるのです。

とはいえ、このテーマについて書き始めますと、いつまで経っても本題である「HELLOWEEN」についてお書き申し上げる事ができません。ヘヴィ・メタルをクラシック音楽と併せて考えるのは別の機会にいたします。

それで、メロディーを楽しむことができる曲が多いと申し上げました。美しい曲が多いのです。

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1994年、アンディ・デリス(vo)、中央
ローランド・グラポウ(g)、右端
ウリ・カッシュ(Dr)、右から2番目

メンバー

メンバーにつきましては、現在に至るまでいろいろと入れ替わっております。

現在のメンバーは、

アンディ・デリス、Andi Deris(Vocal)
カイ・ハンセン、kai Hansen(Vocal,Guiter)
マイケル・キスク、Michael Kiske(Vocal)
マイケル・ヴァイカート、Michael Weikath(Guitar)
サシャ・ゲルストナー、Sascha Gerstner(Guitar)
マーカス・グロスコフ、Marcus Grosskopf(Base Guitar)
ダニー・ルブレ、Daniel Loble(Drum)

7人もおります。ごちゃごちゃしていますね。まぁ、いろいろと事情があるのです。バンドって人で成り立っているではありませんか。結成してから30年も経てば、いろいろなことが少しずつ変更されていくのです。

それで、最初は4人だったのが、今では7人になりました。何があったか。(短い文章でお伝えするのは無理です。)

ボーカルが3人います。

ギターリストは、4人。

ベースとドラムは、1人ずつ。

以上を合計すると8名になってしまうのですが、これはボーカルとギターの両方を担当している「カイ・ハンセン」が在籍しているためです。1名分を差し引まして、7名となります。

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2005年、現在のメンバー

ボーカル

変わっていますね。ボーカルが3人なんて。

初代ボーカルが「カイ・ハンセン」、2代目が「マイケル・キスク」、3代目がアンディ・デリス。少し前までは「アンディ・デリス」が1人だけでパフォーマンスしていました。最近になって元のメンバーが戻って来て3人になったのです。

カイ・ハンセンは、ラフで勢いのあるボーカル。マイケル・キスクは、ファンにとって思い出の歌声。アンディ・デリスは、温かい歌声と知的なライブパフォーマンス。

ところで、これはあくまでも個人的な意見ですが、3人の中で一番重要なメンバーはアンディ・デリスです。アンディは今のHELLOWEENがこれまで通り活動していくために不可欠な人物で、今やバンドのリーダーです。方向性を見失わないために必要な存在と言い換えてもよろしいかと思います。「この人が抜けたら、このバンドは○○〇じゃない」という人物がヴァイカートなら、ヴァイカートがハロウィンで活動していくために重要な人物が「アンディ・デリス」です。仲がよいのですよ。2人してスペインのテネリフェ諸島に住所を置くほどに。どちらかが誘ったとしか考えられませんし。まずアンディ・デリスがとても知的で、ヴァイカートが彼の意見を重く見ております。誰からも一目置かれる存在。それがアンディ・デリス。

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アンディ・デリス(左)
マイケル・キスク

だからといって、アンディ・デリスがカイ・ハンセンやマイケル・キスクよりも歌が上手いというわけではありませんよ。3人にはそれぞれいいところがあるでしょうし、ボーカルに限らず、上手い下手というのはどこに関心を置くかによって評価が違ってくるものですから。そうして好きか嫌いかの話になりますと、それは議論をするまでもないことです。

ここで1つ申し上げておきますと、HELLOWEEN というバンドについて語るときによくテーマに上がるのが「ボーカル」です。誰が一番か。どうであるべきか。ファンの方ならそれぞれ意見をお持ちかと思います。

3人のボーカリストそれぞれにいいところがあります。聴き比べると、なんだかよくわからずに、むしゃくしゃするかもしれませんが、ある時にふと思うのです。そんなもん、どれだけ考えたって仕方のないことだ、というふうに。

ギター

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サシャ・ゲルストナー(左端)

ギターリストは3人います。トリプルギター。1人がギターソロを弾いている時には、他のメンバーがリズムギターを弾きます。賑やかでよろしいですね。3人もいて。元々の構成はツインギターでした。それが、「カイ・ハンセン」が戻ってきたことによってトリプルになりました。

しかしながら、先ほど、メンバーは7人と解説いたしましたが、「カイ・ハンセン」と「マイケル・キスク」はメンバーというよりも、「ゲスト」に近いかもしれません。HELLOWEENの活動を盛り上げてくれる有難い人たち。

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(左)カイ・ハンセン
マイケル・キスク

なので、メンバーは以下の5人といってよいかもしれません。

アンディ・デリス、Andi Deris(Vocal)
マイケル・ヴァイカート、Michael Weikath(Guitar)
サシャ・ゲルストナー、Sascha Gerstner(Guitar)
マーカス・グロスコフ、Marcus Grosskopf(Base Guitar)
ダニー・ルブレ、Daniel Loble(Drum)

音楽

それで、どんな音楽なのかというと、内容はポジティブ(肯定的)です。ロックやPOPなど他のジャンルの音楽と比べればネガティブで且つ攻撃的な部分は目立ちますが、ヘヴィ・メタルの中ではそれほど過激ではありません。たとえば、「文句を言ってくる奴はぶん殴ればいい」というような暴力的な内容の曲がないのです。ヘヴィ・メタルバンドの中にはそういう歌詞を発信するグループが多くありますけれど、HELLOWEEN はそうでありません。「苦しくても、自分の頭で物事を考えていれば、きっと上手くいくはずだよ」というような聴く人に、そっとアドパイスするような歌詞をボーカルは歌います。インタビューでも、ボーカルのアンディ・デリスは「ファンに対して、自分を傷つけろ、というようなことは言いたくない。」と言っています。

そうしては自分たちのことを次のように表現しています。「HELLOWEEN は、ヘヴィ・メタルバンド中でも暴力的な要素の少ない稀有な存在だ。」と。

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けれど、ライブへ行けば、モッシュは起こります。野蛮なのには変わりありません。スタンディングスペースの広い場所で円状の空間を作り、その中で走り回ります。しかし、おもしろいですよ。それに、HELLOWEEN のライブで起こるモッシュはあまり危険でないと思います。

HELLOWEEN のライブはもっと過激な曲を歌うバンドのライブより安全なはずです。

また、他のバンドと比べて女性のファンが多いといわれております。ライブへ参りますと、女性の方は珍しくありません。普通に楽しみにしている様子でTシャツを買うための列に並んだり、ドリンクを買ったりしているのをよく見かけます。けれど、モッシュに加わる方は少ないようで、走り回っている最中に女性の方を見かけますと、おぉ、女の人だ、とビックリしてしまいます。みんなで動き回るのは面白いのです。ずっとなくならないでほしい現象ですよ、モッシュは。普段生活していて、気の合う人と一緒になって汗を流すことなんて、年齢を重ねるにつれて機会は減っていきますから。

まとめ

いろいろとお書きしましたが、要約しますと、

  • 結成時から30年経過している
  • ジャーマンメタル
  • 曲がメロディアス
  • ボーカルは現在で3人目。(3人それぞれに良いところがある。)
  • 暴力的でない
  • ライブは安全

以上、6点です。

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本当に、おもしろいバンドですよ。私は好きです。アンディ・デリスのライブパフォーマンスは、見ているとわくわくしてしまいますし、ヴァイカートの書く曲は最高にかっこいいですから。その他にも素晴らしいところはたくさんあります。

ただし、知っている人にお勧めするには、曲が過激ですし、洋楽ですのでなかなか気が進みません。ヘヴィ・メタルは、普段の生活でロックやPOPばかり聴いておられる方からすると、「音楽でない」と思われてしまうくらい、聴けない音楽スタイルなのです。こんなに面白い音楽なのにどうしてなのでしょうね。けれど、人それぞれ生まれた環境が違いますし別の人間ですので、同じものに触れても感じ方が異るのは自然なことです。

わかる人にはわかる。わからない人には、わからない。そんな音楽なのです。ヘヴィ・メタルというのは。

また、ヘヴィ・メタルは「変な子を惹きつける」と言われることがあります。それは、自分以外のファンを見ていればわかることかもしれません。

もしも本記事をご覧になって、HELLOWEEN の曲を聴きたくなったとか、CDを入手したくなったと思われた方がいたとすれば、とても素敵なことだと思います。そういう方には、全力でおすすめいたします。HELLOWEEN があなたにとって大変興味深い存在になるといいですね。

Keeper of the seven keys Part ll (1988年)

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