My God-Given Right を評価する

今回は、My God-Given Right について。

テーマが深刻

アルバムのカバーデザインからイメージできるのですが、今回の作品は、人間同士の争い事をテーマに含んでいます。戦争とか、自由とか、権利とかについて書かれてある曲が多い。

テーマが深刻。

だから、物事をシニカルに批判するのを得意とする Helloween にとっては、やりにくい仕事だったのか、と思います。

ほとんどの曲がタイトルの核心に触れることなく、演奏を終わらせます。淡々と時間が過ぎていくというか。悪く言えば、深入りするのを怖れているかのよう。

また、収録曲は多いのですが、演奏時間の短い作品ばかりで、なんだか物足りない気持ちになってしまいます。

The Swing of a Fallen World で流れが止まる

6曲目のRussian Roulé まではスムーズに聴けるのですが、7曲目の The Swing of a Fallen World で一気に歌詞が深刻になり、テンポもゆっくりになり、なんというか、非常に重くなります。

この曲はアンディが書きました。

ところでアンディーは、日本版限定ボーナストラックとして「I Wish I Were There」という曲を書いています。この曲は重くなく、軽快なメロディーで、素晴らしい曲です。

(無責任な)個人的意見ですが、The Swing of a fallen World を本編に含めるのではなく、I Wish I Were There を使うべきだったかと思います。

試しに、この2曲を交換したところ、アルバムの聴きやすさは大きく改善しました。

それだけ、The Swing of Fallen World はマズいということです。

Claws はボーナストラックでもよかった

12曲目の Claws はヴァイカートが書いた曲です。セールスの事情を考えると、彼の作品を目当てにアルバムを購入する人は多いでしょうから、制作側としては、ヴァイカートの作品をなるべく本編に挿入したいところ。

けれど、今回の Claws は、その他の作品に比べて個性が強すぎるようです。この曲は、単体で聴くかぎり非常に興味深い曲であり、おもしろいのですが、12曲目に配置されたことによって、アルバムの雰囲気をぶち壊しています。Claws(爪) というタイトルの言葉どおり、凶暴な曲なのです。

今回のアルバムにはヴァイカートが3曲も含まれています。(前作までは2曲ずつのペースでした。)今回は無理をせず、ボーナストラックとしてファンに提供した方が良かったかと思います。

また、Claws は 単語そのものの意味において Creatures In Heven(ヴァイカート作曲)と繋がりますが、歌詞の内容はアルバムのテーマと無関係といっていいほどです。

まとめると

・Russian Roule まではスムーズに聴ける
・The Swing of the Fallen World と Claws を本編に含めるべきではなかった
・ほとんどの曲は良曲
・Helloween にとっては難しいテーマだった

好きな曲順に並べ替えると

( 好き )
Battle’s Won
My God-Given Right
You, Still Of War
Living On The Edge
Russian Roulé
Nightmare[Earbook Edition Bonus Track] I Wish I Were There[Japanese Bonus Track]

( 普通 )
Stay Crazy
Lost In America
Creatures In Heaven
Heroes
Like Everybody Else
Free World[Japanese Bonus Track] Wicked Game[Japanese Bonus Track] If God Loves Rock ‘n’ Roll
More Than A Lifetime[Earbook Edition Bonus Track]

( 苦手 )
Claws
The Swing Of A Fallen World

点数をつけると

好きな曲がある・・・8
聴きやすさ・・・5
音色(サウンド)・・・7
雰囲気・・・6
斬新さ・・・7
アンディの歌声・・・8
ダニーのドラミング・・・10
ギターワーク・・・7
繰り返し聴ける・・・5
知り合いに薦められる・・・2

合計(100点満点)・・・「65」

65点。

文章では批判しましたが、点数化すると高得点になりました。素晴らしい作品なのです。

Helloween – Heroes – Lyrics(歌詞)ー 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Sascha 〉

歌詞を表示する

” Heroes “

Look, the homeless on the street
The little shoeblack on his knees
A good heart and the daily fighter
Policemen, gangster and the priest
Wheelchair woman on her feet
Chinese smoker with his dragon lighter

They’re all fighting through their lives
Against their enemies
Reaching out for the light

Everyone can be a hero
We are, we are
Sometimes up then down to zero
We are, we are
Heroes, heroes

Look this old man’s only teeth
When he smiles underneath
Searching for some food on the ground
The musician at the store
Selling his guitar for naught
It’s rent that matters not the sound

They’re all fighting through their lives
Against their enemies
Reaching out for the light

Everyone can be a hero
We are, we are
Sometimes up then down to zero
We are, we are
Heroes

( Guitarsolo : sascha )

Everyone can be a hero
We are, we are
Sometimes up then down to zero
We are, we are
Heroes
Everyone can be a hero
We are, we are
Sometimes up then down to zero
We are, we are
Heroes, heroes

和訳

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翻訳者:MIZ

” 英雄たち “

見るんだ、道端のホームレスを
彼らの膝には小さな靴磨きの道具がある
善良な心、毎日闘う者
警察官、ヤクザ、教皇
車椅子に乗った女性
龍柄のライターを使う中国人のチェーンスモーカー

彼らは皆、生きていくために戦っている
彼らの敵と
光を求めて

みんな英雄になれる
私たちは、私たちは
ときどきゼロへ向かって上下する
私たちは、私たちは
英雄たち、英雄たち

この老人を見るんだ、歯が一本だけ
彼が笑う時
地面に落ちている食べ物を探している
店の中にいる音楽家
ギターを売っている
それは借り物、問題は音質じゃない

彼らは皆、生きていくために戦っている
彼らの敵と
光を求めて

みんな英雄になれる
私たちは、私たちは
ときどきゼロへ向かって上下する
私たちは、私たちは
英雄たち

( Guitarsolo : sascha )

みんな英雄になれる
私たちは、私たちは
ときどきゼロへ向かって上下する
私たちは、私たちは
英雄たち
みんな英雄になれる
私たちは、私たちは
ときどきゼロへ向かって上下する
私たちは、私たちは
英雄たち、英雄たち


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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〈 歌詞 〉
曲のタイトルには「Heroes(英雄たち)」という言葉が使われていますが、この曲で描かれているのは英雄の姿ではなく、貧困者の生活です。私たちと同じように、彼らも生きていくために必死だと書かれてあるのです。

そして、誰もが「英雄」になれると歌っています。

ロマンティックなところがサシャらしいです。

〈 マスタープランが作った「Heroes」との比較 〉
Helloweenの元メンバーだったローランド・グラポウとウリ・カッシュも「マスタープラン」というバンド名義で同様のタイトルの曲を書いています。その曲は彼らがHelloweenを脱退した後に発表されました。ボーカルにはマイケル・キスクがゲストで登場するということで評判になりました。(ただし、私が音源を聴いたかぎりでは、マイケル・キスクの歌声は全く聴こえてきませんでした。)
そして、その曲は堂々としていてかっこいい曲でした。

その曲と今回のサシャが書いた曲を比べると、雰囲気は良く似ています。どちらとも堂々としているのです。異なるのは音の厚みというか、深さというか、濃度というか。

Helloweenの「Heroes」の方が重厚です。

〈 感想 〉
シンプルで、わかりやすくて、カッコイイと思います。


  ●・○・●・○・●・○・●・○・●


(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

Helloween – Battle’s Won – Lyrics(歌詞)- 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Weikath 〉

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” Battle’s Won “

Ohhhhhh!
Yeah!
Come on!

Shoot down their legions they die in vain
helpless against your advanced weaponry
what they will get is their names on display
maybe a casket if there’s funds left to pay these at all

Left in the swamps bent over rocks
that’s the glorious take of their lives
what they just got is eternal fame
rats and dogs devouring their sorry remains

You made ‘em suffer and pay their price
watched from far above them
however their history has just been changed
their past is gone once more

Stand tall
your battle’s won
all foes defeated, done
and feasts achieved
with fate on your side
rejoice for evermore
victor to the core
you excelled by all means
went on and on

Yeah!

There’s more dispatches for killing sprees
checking out grounds for the next genocide
greed for profit advances being paid
tech shares soar balanance sheet rising up high

Can you remember that hero we had
who bombed that lot to ashes?
Ask is whereabouts summon him now
employ that guy once more

Stand tall
your battle’s won
all foes defeated, done
and feasts achieved
with fate on your side
rejoice for evermore
victor to the core
you excelled by all means
went on and on

( Guitarsolo : weikath, twin )

Ohhhhhh!

Stand tall
your battle’s won
all foes defeated, done
and feasts achieved
with fate on your side
rejoice for evermore
victor to the core
you excelled by all means
went on and ooooooh

Stand tall
your battle’s won
battle’s won
your battle’s won
Ohhhhhh!

和訳

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翻訳者:MIZ

「勝ち戦」

彼らの住んでいる地域を集中攻撃、彼らはただ死ぬ
あなたの最新兵器に対して、救いはない
彼らが得るものは画面に映る彼らの名前だけ
おそらく一つの箱、彼らが支払った基金があったとすれば

池に残された、岩山を越えて
それは彼らの命を奪って得た栄光
彼らが得たのは永遠の名声
ネズミと犬は残った哀しみを貪っている

あなたは彼らに苦しみを与えた、そして彼らの値段を支払う
彼らの遥か高みから見た
しかしながら彼らの歴史は変えられてしまった
彼らの過去はどこかへ行ってしまった、もう一度

立ち上がろう、背筋を伸ばし
あなたは戦勝者
全ての敵は負けた、成された
そして褒美が届けられる
運命と共に、あなたの側へ
これ以上ない喜び
真の勝者
あなたはあらゆる意味で何もかもを超越した
過ぎ去ってゆく

より多くの解除、家畜を殺すため
地面を確認する、次の危険地帯へ進むため
利益を求める欲望、増加し続ける
技術は革新し、バランスシートは膨張し続ける

あなたは英雄がいたことを覚えているか
爆発させ、粉々にしたは誰だろう?
尋問は今、彼を召喚する
もう一度その男を雇う

立ち上がろう、背筋を伸ばし
あなたは戦勝者
全ての敵は負けた、成された
そして褒美が届けられる
運命と共に、あなたの側へ
これ以上ない喜び
真の勝者
あなたはあらゆる意味で何もかもを超越した
過ぎ去ってゆく

( Guitarsolo : weikath, twin )

立ち上がろう、背筋を伸ばし
あなたは戦勝者
全ての敵は負けた、成された
そして褒美が届けられる
運命と共に、あなたの側へ
これ以上ない喜び
真の勝者
あなたはあらゆる意味で何もかもを超越した
過ぎ去ってゆく

立ち上がろう、背筋を伸ばし
あなたは戦勝者
戦傷者
あなたは戦勝者


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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〈 歌詞 〉
戦いに勝った人が主人公。おそらく作詞者自身についての歌です。ヴァイカートらしい歌詞です。

〈 感想 〉
Helloween にしては珍しい、リフロックです。アンディーが歌っている最中にでも、リズムギターの音が大音量で聴こえてきます。
素敵なメロディーがいくつもあって、何だか盛り沢山な曲だと思いました。
ヴァイカートの作る曲はメロディーといい歌詞といい、いつも新しく感じるのですが、今回の曲も例によって、斬新に感じます。
そうして、どうしてなのだろうかと考えたところでわかるはずもなく、ただただ不思議な心持ちになってしまいます。


●・○・●・○・●・○・●・○・●


(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

Helloween – My God-Given Right – Lyrics(歌詞)- 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Andi 〉

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” My God-Given Right “

Why should I wait, what is left there for me?
I come to claim
To win the game
Why should I plea for my fair and right move?
I come to play
I come to stay

I don’t wanna bitch around no more
I don’t wanna stand back anymore

It’s my god-given right
To stand and fight
For what I like
It’s my god-given brain
That cried in pain
Would I resign
There’s nothing to gain
If I would restrain
There’s nothing to find
If I stay behind
It’s my right
My god-given right

Why should I lose if I am meant to win?
I know I can
I’ve got a plan
All that they told me is right and so wrong
I went through schools
Found my own rules

I don’t wanna bitch around no more
I don’t wanna stand back anymore

It’s my god-given right
To stand and fight
For what I like
It’s my god-given brain
That cried in pain
Would I resign
There’s nothing to gain
If I would restrain
There’s nothing to find
If I stay behind
It’s my right

( Guitarsolo )

My god-given right
It’s my god-given right
My god-given right
It’s my god-given right

It’s my god-given right
To stand and fight
For what I like
It’s my god-given brain
That cried in pain
Would I resign
There’s nothing to gain
If I would restrain
There’s nothing to find
If I stay behind
It’s my right
My god-given right

和訳

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翻訳者:MIZ

「自由の女神」

なぜ私は待つのだろう? 私のために残されたものは何だろう?
私は主張しに来た
そのゲームに勝つために
なぜ私は公平さを請わなければならないのだろう? 正しさが動くとでもいうのだろうか?
私はプレイしにやってきた
私は定住するためにやってきた

娼婦はもういらない
もう見えない場所で立っていたくない

それは神が私に与えた権利
立ち上がり、戦うための
好きな物のために
神が私に授けた頭脳
痛みで泣いている
私は辞めるのだろうか
得るものはない
もしも私が後ろにいるならば
それは私の権利
神が私に与えた権利

なぜ私は負けなければならないのだろう? 勝てると思っているのに
私は知っている、私にはできる
私には計画がある
彼らが私に言う全ては正しいことと大きく間違っていること
私は学校へ通った
自分のルールを見つけた

娼婦はもういらない
もう見えない場所で立っていたくない

それは神が私に与えた権利
立ち上がり、戦うための
好きな物のために
神が私に授けた頭脳
痛みで泣いている
私は辞めるのだろうか
得るものはない
もしも私が後ろにいるならば
それは私の権利
神が私に与えた権利

( Guitarsolo )

神が私に与えた権利
それは神が私に与えた権利
神が私に与えた権利
それは神が私に与えた権利

それは神が私に与えた権利
立ち上がり、戦うための
好きな物のために
神が私に授けた頭脳
痛みで泣いている
私は辞めるのだろうか
得るものはない
もしも私が後ろにいるならば
それは私の権利
神が私に与えた権利


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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アルバムのタイトル曲であり、歌詞カードに使用されているデザインの元となっている曲でもあります。
前半部にある「I come to stay」という箇所の主語は、移住者を表しています。
また、次の文で「bitch」という単語が使用されていますが、おそらくこれは、ヨーローパの国にいる娼婦を指しています。
ストーリーとしては、ヨーロッパの階級社会に嫌気が差した人民が自由を求めてアメリカに移住するというもの。史実どおりです。

〈 感想 〉
歌詞を見るまでは、マーカスが作曲したと思っていました。曲の雰囲気がマーカスっぽいからです。なので、作曲者が「アンディー」だと分かった時に少し驚いてしまいました。
ですがアンディーは、前作「Straight Out Of Hell」において「Nebataea」や「Make Fire Catch The Fly」など、メロディアスな曲を作っているので、今回の作品を作ったとしても不思議ではありません。前作からの流れを考えると、至って普通なことです。
すごくカッコイイ曲だと思います。


  ●・○・●・○・●・○・●・○・●


(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

Helloween – Stay Crazy – Lyrics(歌詞)- 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Andi 〉

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” Stay Crazy “

Could we ever stop the thing we dare to live and love?
I doubt it
Could we ever picture to be back at home
And stay wholehearted?

We don’t need to talk about it
We will never fear or doubt it
On and on
We sing our songs
Until we are gone

We wanna stay crazy
As fresh as a daisy
We wanna stay easy
And don’t stop believing
Life’s a show
Oh, a word and a blow
We wanna stay crazy
And never get lazy
We wanna live our way
Each day as a heyday
Life’s a show
Oh, we wanna stay crazy

Are we ever looking back with sorrow and regret?
I doubt it
If there ever was a better way to live a dream
We found it

We don’t need to talk about it
We will never fear or doubt it
On and on
We sing our songs
Until we are gone

We wanna stay crazy
As fresh as a daisy
We wanna stay easy
And don’t stop believing
Life’s a show
Oh, a word and a blow
We wanna stay crazy
And never get lazy
We wanna live our way
Each day as a heyday
Life’s a show
Oh, we wanna stay crazy

( Guitarsolo : ? )

We wanna stay crazy
We wanna stay crazy

We wanna stay crazy
As fresh as a daisy
We wanna stay easy
And don’t stop believing
Life’s a show
Oh, a word and a blow
We wanna stay crazy
And never get lazy
We wanna live our way
Each day as a heyday
Life’s a show
Oh, we wanna stay crazy

We wanna stay crazy
We wanna stay crazy
We wanna stay crazy

和訳

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翻訳者:MIZ

「気違いのまま」

生きたいと願うこと、愛したいと願うことを私たちはいつになったらやめるのだろう?
家に帰ってそのままじっとしている姿を、私たちは想像することができるだろうか?

私たちはそれについて話す必要がない
私たちは決して恐れないし、それを疑うこともしないだろう
ずっと、ずっと
私たちは自分たちの歌を歌う
私たちがいなくなるまで

私たちは気違いのままでいたい
眩い光のごとく新しく
私たちは気楽なままでいたい
だから信じることをやめない
人生は見せ物
おぉ、言葉が、風に乗って飛んでゆく
私たちは気違いのままでいたい
だから決して怠けない
私たちは自分たちの方法で生きてゆきたい
いつも、その時のように
人生は見せ物
おぉ、私たちは気違いのままでいたい

私たちは悲しみと後悔を抱えながらいつまでも後ろを見続けているのか?
私はそれを疑う
もしも夢の中で生きていく方法があったなら
私たちは遠くの昔にそれを見つけているはず

私たちはそれについて話す必要がない
私たちは決して恐れないし、それを疑うこともしないだろう
ずっと、ずっと
私たちは自分たちの歌を歌う
私たちがいなくなるまで

私たちは気違いのままでいたい
眩い光のごとく新しく
私たちは気楽なままでいたい
だから信じることをやめない
人生は見せ物
おぉ、言葉が、風に乗って飛んでゆく
私たちは気違いのままでいたい
だから決して怠けない
私たちは自分たちの方法で生きてゆきたい
いつも、その時のように
人生は見せ物
おぉ、私たちは気違いのままでいたい

( Guitarsolo : ? )

私たちは気違いのままでいたい
私たちは気違いのままでいたい

私たちは気違いのままでいたい
眩い光のごとく新しく
私たちは気楽なままでいたい
だから信じることをやめない
人生は見せ物
おぉ、言葉が、風に乗って飛んでゆく
私たちは気違いのままでいたい
だから決して怠けない
私たちは自分たちの方法で生きてゆきたい
いつも、その時のように
人生は見せ物
おぉ、私たちは気違いのままでいたい

私たちは気違いのままでいたい
私たちは気違いのままでいたい
私たちは気違いのままでいたい


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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〈 Crazy の解釈 〉
「Crazy」は、日本語に訳すと「気が狂った」という意味です。和訳中では「気違い」と訳しましたが、どちらでも構いません。
またこの単語は「Cry」という言葉を含んでいます。泣く、叫ぶ、という意味です。
曲のメロディーとアンディーの歌い方から察するに、とにかく、言いたいことは言うし、やりたいことはやるというニュアンスになるかと思います。
自分の道を歩む人の姿は傍から見れば常軌を逸しているように映る
ものです。親、兄弟、友人は皆、心配します。
アンディーらしい歌詞ですね。ヘヴィ・メタルバンドのボーカリストは、傍から見れば気違い以外の何者でもありません。アンディくらいに頭脳が明晰な人なら親類を大いに心配させたはずです。

〈 感想 〉
メロディーを聴いた時は、サシャが作曲したのではないかと思ってしまいました。でも、作曲者は「アンディ」です。
歌詞の主張は Gambling With The Devil 収録の「I.M.E」とよく似ています。私は私。誰が何と言おうと、私は自分の道をゆく。
こういう曲はすごく好きです。アルバム1枚おきくらいのペースで作曲してほしい、と思いました。聴いていると前向きな気持ちになれます。


●・○・●・○・●・○・●・○・●


(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

Helloween – Lost In America – Lyrics(歌詞)- 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Andi 〉

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” Lost In America “

We are stranded in Belize
Ten hours we must wait
They started with a flight show
So the airport opens late
Nobody really told us
Nobody seems to know
Now we’re sitting here all drinking
We hope to catch the show

Finally they make the call
We toddle to the boarding
In the plane we’re drunk and loud
When the captain gives a shout

We are high
We are far
But we wonder where we are
We are lost
Lost in America
There’s a cloud
There’s a star
We should plunder the sky bar
We are lost
Lost in America

Now the captain says the gauges
Don’t really seem to be
In the best trustworthy status
As far as he could see
Some ridiculous disturbance
Or a simple full breakdown
Makes it hopeless to impossible
To measure where we’re bound for

Finally they make the call
We toddle to the boarding
In the plane we’re drunk and loud
When the captain gives a shout

We are high
We are far
But we wonder where we are
We are lost
Lost in America
There’s a cloud
There’s a star
We should plunder the sky bar
We are lost
Lost in America

( Guitarsolo : sascha )

We are high
We are far
But we wonder where we are
We are lost
Lost in America
There’s a cloud
There’s a star
We should plunder the sky bar
We are lost
Lost in America

We are high
We are far
But we wonder where we are
We are lost
Lost in America

和訳

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翻訳者:MIZ

「遭難者たち」

私たちはベリーゼまで流された
10時間、私たちは待たなければならない
彼らはフライトショーを始めた
そして、後に空軍基地を作った
誰も私たちに本当のことを話さなかった
誰も知らないように見えた
今、私たちは皆ここで、お酒を飲みながら座っている
私たちは見せ物を望んでいる

最終的に彼らは宣言した
私たちはさまざまな場所へ散らばる
飛行機の中で私たちはお酒を飲みながらバカ騒ぎしている
機長が叫ぶ時

私は高いところにいる
私たちは遠くにいる
けれど私たちは自分たちがどこにいるのかわからない
私たちは遭難した
アメリカで遭難した
曇り空
星が見える
空にかかる棒があったなら吊るされたいくらい
私たちは遭難した
アメリカで遭難した

今、機長が計測器に表示されたデータを言った
ありえないような
心から信頼に値する状態で
彼が見るかぎり
いくつかの奇妙な不測の事態
でなければ、単純な機能不全は
それを絶望的から不可能にする
私がどこへ向かっているのか知ることを

最終的に彼らは宣言した
私たちはさまざまな場所へ散らばる
飛行機の中で私たちはお酒を飲みながらバカ騒ぎしている
機長が叫ぶ時

私は高いところにいる
私たちは遠くにいる
けれど私たちは自分たちがどこにいるのかわからない
私たちは遭難した
アメリカで遭難した
曇り空
星が見える
空にかかる棒があったなら吊るされたいくらい
私たちは遭難した
アメリカで遭難した

( Guitarsolo : sascha )

私は高いところにいる
私たちは遠くにいる
けれど私たちは自分たちがどこにいるのかわからない
私たちは遭難した
アメリカで遭難した
曇り空
星が見える
空にかかる棒があったなら吊るされたいくらい
私たちは遭難した
アメリカで遭難した

私は高いところにいる
私たちは遠くにいる
けれど私たちは自分たちがどこにいるのかわからない
私たちは遭難した
アメリカで遭難した


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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〈 Belize、ベリーゼ について 〉

Location of Belize
(↑  ベリーゼの地図)

Belize(ベリーゼ)は中央アメリカにある国です。辞書によると、1981年まではイギリスの植民地でした。
なぜ歌詞に使用されたのかはわかりません。作詞者がアンディですので、きっと確からしい意図があるはずです。とはいえ、中央アメリカにある小さな、しかも聞いたようもないような国の名前を歌詞に挿入したいと思うなんて、すこし挑戦的です。

America の指す範囲 

Belize という単語が歌詞の序文で宣言されていることから、Lost in America というフレーズの「America」は、アメリカ合衆国ではなく、アメリカ大陸を示しているといえます。

歌詞を読めばわかることではなく、地図を見なければ、勘違いしてしまう可能性が高い箇所です。ベリーゼの位置を地図で見ればすぐにわかりますが、見なければわからない。すごく紛らわしい。

また、ベリーゼの地理から連想されるものは「海」です。ベリーゼはカリブ海に面しています。それなのに、歌詞中には「we are high(私たちは高いところにいる)」とか「空」、「飛行機」といった言葉が使われています。これも、意味が分かりにくい。
ですが、事情に通じている人にとっては意味深なのかもしれません。

感想

前アルバムに収録された「Nebataea」も、私にとっては非常に難解だったのですが、今回の作品はNebataeta 以上でした。これ以上に難しくするのは本当にやめてほしいです。
簡単な曲ばかりだと面白くないし、かといって難しい曲ばかりだと解釈するのに疲れます。どうあるべきなのでしょうね。

しかしながら、歌詞が難しいという問題はひとまずどこか邪魔にならないところへ預けておくことにして、メロディーはカッコイイので、意味を考えずに聴き流すのなら問題はありません。サビの「We are lost, lost in America」というフレーズはキャッチーで且つ歌いやすいですし、素晴らしい曲だと思います。


 ●・○・●・○・●・○・●・○・●


(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

Helloween – Russian Roulé – Lyrics(歌詞)- 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Andi & Sascha 〉

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” Russian Roulé “

Can anybody tell me how I gotta do it right?
I need a revelation
Can anybody tell me how to turn back to the light?
I’m yearning for salvation

I don’t know
Which way to go
So I
Come out and play
I come out and play
Russian roulé
Come out and play
Russian roulé

Better to die trying than to rot away in vain
The last stop to damnation
Better to be fighting for a better life in pain
Than living on probation
I don’t know

Which way to go
So I
Come out and play
I come out and play
Russian roulé
Come out and play
Russian roulé

Somebody tell me how to live my life
Must I break the rules?
Somebody tell me how I have to fight
To live to win, to live up high

[ Guitarsolo : Sascha ]

Come out and play
Come out and play
Russian roulé

Come out and play
I come out and play
Russian roulé

Come out and play
Russian roulé

Russian roulé
Russian roulé
Russian roulé

和訳

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翻訳者:MIZ

「ロシアのやり方」

誰か私に教えてくれないか、光の元へ帰る方法を
私は聖地を望んでいる

私は物事の行方を知らない
だから私は
向かい合って、プレイする
真剣に、プレイする
ロシアのやり方
真剣に、プレイする
ロシアのやり方

無駄にがたがた騒ぐよりも潔く死んだ方がいい
最後は運次第
苦しみの中で生きるために戦った方がいい
嘘をつきながら生きていくよりは
私は知らない

どの道を行こうと
そう、私は
真剣に、プレイする
私は真剣に、プレイする
ロシアのやり方
真剣に、プレイする
ロシアのやり方

誰かが私に生きていく方法を聞かせる
私にそのルールを破ることができるだろうか?
誰かが私にどうして闘わなければならないかを聞かせる
生きていくために、勝つために、高みへ行くために

( guitarsolo : sascha )

真剣に、プレイする
真剣に、プレイする
ロシアのやり方

真剣に、プレイする
真剣に、プレイする
ロシアのやり方

真剣に、プレイする
ロシアのやり方
ロシアのやり方、ロシアのやり方、ロシアのやり方


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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歌詞

ロシアのやり方ですね。なんというか、いい加減で物事に臨むと「粛清」されるイメージ。

感想

前曲では「ベリーゼ」が歌詞中に登場しました。今度はロシアです。
国際色の強いアルバムだな、と思いました。

また、作曲にはサシャが関わっていて、特にイントロとギターソロが素晴らしい。ギターリストには様々なタイプがあるとは思いますが、サシャに関していえば、主題をメロディーに変換するのが本当に上手い。非常に稀有な才能です。曲の雰囲気はロシア社会に存在する魑魅魍魎さを上手く表現しています。


●・○・●・○・●・○・●・○・●


(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

Helloween – The Swing Of A Fallen World – Lyrics(歌詞)- 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Anci 〉

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” The Swing Of A Fallen World “

Achiever, believer
You saint and cold deceiver
It’s the swing of a fallen world
Religion, tactician
Dark horse and politician
It’s the swing of a fallen world
Betray, but you won’t get away

The damage is done
A million to one
I bet we will witness the war of the sun
The game that we play
Is now here to stay
We never can stop what we’ve sent on its way, no
It’s the swing of a fallen world
The swing of a fallen world

Impeacher, false preacher
Grand man and paltry creature
It’s the swing of a fallen world
Manslaughter, garroter
You’ve slain, you rough-housed daughter
It’s the swing of a fallen world
Bye bye, you too will die

The treasure we had
So crazy and mad
Was sold out by people who cannot be glad
A handful of greed
A contagious seed
A handful of assholes who never recede
This adverse evolution
Mankind knows no solution
It’s the swing of a fallen world

( Guitarsolo : Sascha? )

The damage is done
A million to one
I bet we will witness the war of the sun
The game that we play
Is now here to stay
We never can stop what we’ve sent on its way, no
It’s the swing of a fallen world
The swing of a fallen world

和訳

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翻訳者:MIZ

「地獄絵図」

成功者、信仰者
あなたは聖者、そして冷酷な偽善者
それは堕ちた世界の揺らぎ
地理、戦略
黒い馬と政治家
それは落ちた世界の揺らぎ
裏切り、けれどあなたは捕まらない

痛みは成された
百万人が一人のために
私は誓う、私たちは太陽の戦争を目にするだろう
私たちが取り掛かっているゲームは
今もなお、ここにある
私たちは今までやってきたことを止められない、間違っている
それは落ちた世界の揺らぎ
落ちた世界の揺らぎ

宣教者、偽(えせ)信者
人間、そして様々な生物
それは落ちた世界の揺らぎ
殺人鬼、処刑執行人
あなたは人殺し、あなたは野蛮な家庭の娘
それは落ちた世界の揺らぎ
さようなら、あなたも死ぬだろう

私たちが持っている財宝
そして狂気と混沌は
善良といえない人々によって売買された
手に余るほどの欲望
伝染する種
手に余るほどのケツの穴、彼らは決して衰退しない
この不毛な革命
人間は解決手段がないことを知っている
堕ちた世界の揺らぎ

( Guitarsolo : Sascha )

痛みは成された
百万人が一人のために
私は誓う、私たちは太陽の戦争を目にするだろう
私たちが取り掛かっているゲームは
今もなお、ここにある
私たちは今までやってきたことを止められない、間違っている
それは落ちた世界の揺らぎ
落ちた世界の揺らぎ


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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〈 garroter とは 〉
歌詞中で使われているgarroter という単語は私が使用している辞書にありませんでした。しかし、garrotte という単語はあり、この意味は、スペインの処刑道具、となっています。
文脈から考えて、処刑者(執行する人)ということでしょう。

下の写真はウィキペディアより拝借しました。ウィキペディアには、この道具はスペインの処刑道具とは書かれておらず、「garrotteは、スペイン語」という記載に留まっています。

フィリピン、マニラの様子
(1901年)
博物館にある展示品です。

歌詞

世界に存在する負の部分を描いています。政治家、宣教者、処刑執行人、ケツの穴(みたいな人)などが登場します。

感想

暗い歌です。そしてHelloweenにしては、最高レベルにシリアスな歌です。 今回のアルバムが戦争をテーマに含んでいることは前曲までの流れで分かっていましたが、この曲でその性質がより明らかになったという印象です。どういうことかというと、いつもの、シニカルに批判する態度ではないということです。

とても重い曲です。重すぎて愉しみにくい。というか、笑えないから、つまらない。

この曲の詞を書いたのはアンディです。そう、アンディ。しかしながら、いくつも曲を書けば、そのうちの何曲かが外れるのは当たり前なことです。


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(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)

Helloween-Like Everybody Else – Lyrics(歌詞)- 和訳 – 解説付き

Lyrics

〈 Music & Lyrics : Sascha 〉

歌詞を表示する

” Like Everybody Else “

Dreamer, why don’t you think like everybody else?
People, don’t you care ‘bout what they say?
Deceivers, they break you down and make you pay
Brothers, they don’t understand any word you sayAll your life you are fighting
They’re trying to force you inWhen the time has come
You’ll not be alone
Cause walls broke down
They’ll see they were wrong
When the time has come
There’ll be more of you
With all their strength
You’ll show them the truthMistreaters, they don’t care, but fear your will
Sisters, they don’t understand any word you sayAll your life you are fighting
They’re trying to force you inWhen the time has come
You’ll not be alone
Cause walls broke down
They’ll see they were wrong
When the time has come
You ain’t no fool
Cause walls broke down
They stop being cruel
When the time has come
There’ll be more of you
With all their strength
You’ll show them the truthDreamer, why can’t you be like everybody else?

和訳

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翻訳者:MIZ

「誰かのように」

夢追い人、なぜあなたは他人と同じように考えないのですか?
人民、あなた方は彼らの意見を気にしないのですか?
欺瞞者、彼らはあなたを貶(おとし)め、税金を支払わせる
兄弟、彼らはあなたの言うことを理解しない
生きている間、あなたは戦い続ける
彼らはあなたを(渦中へ)入れようとする

その時が来たら
あなたはもう1人ではない
壁が壊れたから
彼らは自分たちが間違っていたことを知る
その時が来たら
あなたはより多くを手にできる
偉大なる力によって
あなたは彼らに真実を知らしめる

詐欺師、彼らは気にしない、けれどあなたの意思を怖れる
シスター、彼らはあなたの言葉を理解しない

生きている間、あなたは戦い続ける
彼らはあなたを(渦中へ)入れようとする

その時が来たら
あなたはもう1人ではない
壁が壊れたから
彼らは自分たちが間違っていたことを知る
その時が来たら
あなたはもう愚か者でない
壁が壊れたから
あなたはより多くを手にできる
偉大なる力によって
あなたは彼らに真実を知らしめる

夢追い人、なぜあなたは他人と同じように振る舞わないのですか?


(↑ この曲が収録されているアルバム、My God-Given Right です。)

解説

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〈 歌詞 〉
曲の中で様々なタイプの人物が登場します。夢追い人、人民、兄弟(人類)、詐欺師、シスターなど。

下賎といえる人と夢追い人の対称が美しい。

はっきりと物事を断定せず、描写のみによって、リスナーにメッセージを伝えています。サシャの常套テクニック。

〈 has の発音 〉
サビの部分の「When the time has come」というフレーズにおける「has」の部分が「oath」と発音されているように聴こえます。oathという単語は1996年にリリースされたアルバムのタイトルに含まれていますので、もしかすると、録音する時点で改めたのかもしれません。それならそれで意味は通じますけれど、文法的には奇妙になります。ライブで演奏されるときには、要確認な箇所。

〈 ギターソロがない 〉
珍しいことに、ギターソロがありません。しかし、リズムギターの間奏だけでも十分カッコイイ。

〈 感想 〉
まず、テーマが重いにもかかわらず、よくここまで美しくなったな、と思いました。というは、こういう曲は、政治をテーマにしたテレビ番組と同じように、少し判断を誤るだけで、すごく退屈な曲へと様変わりするはずだからです。

なので、作曲者とプロデューサーのセンスが光る一曲であると同時に、すごく危うい曲であるとも思います。

ギターソロを挿入しなかったのは絶妙な判断といえるでしょう。

 
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(↑ 別のアルバムですが、持っていない人は、要チェック。)