「7 Sinners」を評価する

〈 コンセプトアルバム 〉
前半部では様々なタイプの狂人が登場し、アルバムを混沌とさせます。後半部では良くまとまっています。「The Smile Of The Sun」を堺に狂人は姿を消し、テーマは人間の業に変わります。
初めて聴いた時はあまりにも歌詞が狂っていたので戸惑ってしまいましたが、意味を理解してしまえば、全ての曲が順序よく配置された良質なコンセプトアルバムだとわかりました。

〈 テーマに対する請求力が最高レベル 〉
たぶん、今回の作品を超えるコンセプトアルバムは今後誕生しないないでしょう。ボーナストラックを含めて全体のまとまりを考えるなら「Keeper of The Seven Key」シリーズや「Gambling With The Devil」よりもワンランク上です。

〈 ずば抜けている曲がない 〉
どの曲も聴きやすいのですが、ずば抜けて素晴らしい曲がないように思います。前作「Gambling With The Devil」には高品質な曲が多く含まれていたために、そう感じてしまうのかもしれません。

〈 ダークライドの兄弟分 〉
中途半端だった「The Dark Ride」が、高品質になって再登場したと考えることもできます。「The Dark Ride」は印象的なアルバムでしたが、不必要な曲がいくつも含まれていました。今回のアルバムは属性が「ダーク」で、関係性の低い曲がありません。

〈 今回がマックス 〉
残念なのは「完成させてしまった」ということです。というのは、現在のHELLOWEENがこれ以上「ダーク」さを追求すると、おそらく越えてはならない一線を越える結果となるからです。

点数をつけるなら

「全体のまとまり」・・・「9」
「好きな曲がある」・・・「6」
「満足度」・・・「8」
「斬新さ」・・・「8」
「わかりやすさ」・・・「5」
「繰り返し聴ける」・・・「3」
「アンディーの歌声」・・・「7」
「ダニーのドラミング」・・・「7」
「ギターワーク」・・・「6」
「人に勧められる」・・・「2」

合計(100点満点)・・・「61」

合格点です。

好きな曲順に並べ替えると

〈 大好き 〉
My Sacrifice

〈 まぁまぁ 〉
Long Live The King
The Sage, The Fool, The Sinner
If A Mountain Could Talk

〈 普通 〉
Rise The Noise
The Smile Of The Sun
World Of Fantasy
You Stupid Mankind
Who Is Mr. Madman?
Far In The Future
Where The Sinners Go
Are You Metal?
I’m Free[Deluxe Edition Bonus Track]
Faster We Fall[Bonus Track]
Aiming High[Bonus Track]

〈苦手〉
Not Yet Today

ボーナストラックは3曲がそのままの曲順でワンセットです。
こうして並び変えてみると、苦手な曲が少ないことに感心してしまいます。きっとプロデューサーが有能なのでしょう。

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